ドラクエ1は1986年に登場した大人気シリーズの初代作でもある。
当時、小学生だった俺は夏休み前に婆ちゃんの家に通知表を持って行って、たいしたことない成績のくせしてファミコンを買ってほしいとねだるのよ。
そんで婆ちゃんに買ってもらったファミコン。しばらくしてドラクエの存在を知る。
まあアレだ。キャラクター全員が向きを変えずに常にカメラ目線でしか動かないのには大爆笑だったけどね。
でもゲームを初めてものすごくムカついたのを今だから書いてやろうと思う。
ロトの子孫である勇者は悪の竜王を倒しにいくわけなのよ。そんでラダトームの王様の間からスタートするのね。
RPGだからレベル1から成長させていくのはゲーム性だから仕方ないとして、俺の怒りはこの後だ。
世界を救う勇者に何で120ゴールドしか渡さないんだ?
王の間を出る時に貰える金がたったの120ゴールドだぞ。世界を救う奴に普通はもっと金出すやろ?
お前、120ゴールドじゃ銅の剣も買えんのやぞ。しかも武器防具を揃えたらショボいものしかないわけよ。
以下はラダトームの武器屋にある物リストな。
竹竿・10ゴールド
棍棒・60ゴールド
銅の剣・180ゴールド
布の服・20ゴールド
皮の服・70ゴールド
皮の盾・90ゴールド
この武器屋で120ゴールドでどうやってまともに戦える装備するんか教えてくれや、王様よ。
ここでプレーヤーは色々考えるのよ。竹竿と皮の盾にするか、棍棒と布の服にするか、とかね。
世界を救う勇者様でロトの子孫が竹竿持ってスライムと戦う姿って情けなくねーか?
いやいや、もっと王様が金くれれば済む話やろが。たった120ゴールドって財政難なんかい。
世界を救う勇者に竜王を倒せだの、娘の姫を助けろだの言っておきながら120ゴールドしか投資しないって本気で世界救ってもらう気あるのか?
貧乏国家が一丁前にロトの子孫様に向かって世界を救えだの言ってんじゃねーよクソバカタレが。
せめて1万ゴールドくらい出してやれや。そんで鋼の剣くらい最初から与えてやれってーの。
正解が闇に覆われるピンチだったら国家予算を全部だすくらいの男気みせろや。
しかも死んだら「おお、死んでしまうとは情けない」とか何様じゃボケ。
俺は竜王よりも、このドケチな王様が一番嫌いなんだよ。あんな王様なら竜王と手を組んで乗っ取ってやるわ。
いくらゲームとは言え、あのケチっぷりには世界を救う気はなくなるわ。
姫を助けた後に城に戻らずに何度も宿屋に泊ってやったのは言うまでもない。