マッスルインフェルノ。

それはキン肉族に伝わる3大奥義の1つである。

開祖シルバーマンが兄ゴールドマンとの対決前に壁画に刻み、後世に完成を託した技だ。

3大奥義とはマッスルインフェルノ・マッスルリベジャー・マッスルスパークの事。

それぞれの技は王位争奪編で始めて世の知る所となったわけだが、どう見てもマッスルインフェルノだけ威力が低い。

というか技として欠陥だらけにしか俺は感じていない。

だがマッスルインフェルノの完成形を別の漫画で描かれていた。

というわけでマッスルインフェルノの歴史について俺様が解説してやろう。

マッスルインフェルノってどんな技なのよ?

マッスルインフェルノのかけ方を教えてやろう。

相手を空中に蹴り上げ、サーフボードの様に乗っかって壁に叩きつける技だ。

こんな感じ。

使い手はキン肉マンゼブラだ。

運命の6王子の1人で、超人協会に裏口で入ろうとしたロクデナシだな。

そんなゼブラが

相手に乗って壁めがけて頭を叩きつける。これは痛そうだ。

人間が実際にやろうとすると現実的に無理だ。

超人だからできる技であり、ゼブラがマッスルインフェルノをかけている姿をシルバーマンも見守っている事でしょう。

それにしても、人間をサーフボード扱いする必殺技があるとは、と小学生の時に驚いたのよ。

だがマッスルインフェルノは完璧な必殺技ではない事が露呈されていくのだった。

マッスルインフェルノの欠点

マッスルインフェルノには決定的な欠点があった。

それは技をかけられている最中に乗っている相手を上に弾き飛ばす事だった。

ゼブラのかつての愛馬であったキッドと言う名のシマウマ。

超人協会に入る為にキッドの毛皮が欲しいと言われ、泣く泣くマッスルインフェルノでキッドを仕留めたゼブラ。

だが実はキッドはマッスルインフェルノから脱出できたのだ。

しかしゼブラの為に死んでいったわけ。泣かせるね。

そしてキン肉マンがゼブラと戦い、マッスルインフェルノから抜け出すヒントを得る。

それはゼブラの愛馬キッドの魂が乗りうつったからである。

まあ都合よく魂がなんてツッコミしなくていい。キン肉マンはある意味ファンタジー的な部分もあるのだ。

こうしてロデオスキップという技で脱出したキン肉マン。

流石に単純に相手に乗ってるだけだから脱出しやすいやろ。

これで3大奥義ってのも何か俺としては納得いかんわけよ。

簡単に脱出できるし、威力もそこまで感じられない。

やはりマッスルインフェルノは欠陥だらけの技である。

30年を越えて出た真マッスルインフェルノ

当時(1980年代)から30年以上たって遂にマッスルインフェルノの完成形が登場?

ゼブラがマリキータマンとの戦いで久しぶりにマッスルインフェルノを出すが…。

セリャアーって気合が入って超人波乗り状態に。

でも実はこれ、簡単に脱出されちゃうのよ。

あ~あ、簡単に脱出されちゃったよオイ。

いや羽のある相手にマッスルインフェルノを出しちゃダメだろ。

空中だから返される事を想定していないゼブラは甘い。

そこでゼブラのもう1人の人格である「黒ゼブラ」が出てくるんだが。

ここで遂に真マッスルインフェルノが登場する。

マリキーマンの羽が開かないようにロックし、更に足もクロスさせて固める。

これは脱出の方法がない完璧なマッスルインフェルノだと俺も思ったぞ。

だがこれでも威力が低いのよ。マリキータマンを1撃KOするには至らない…。

真マッスルインフェルノになっても結局のところ、威力はそこまで変わってなかったと思われる。

こりゃもうゼブラは負けフラグ立ちまくりで、今後の展開に不安しか感じないぞ俺は。

肉蝮がマッスルインフェルノを完成させた!

ちょうどゼブラがマリキータマンと戦っているころ、別の漫画でマッスルインフェルノが登場する。

それは「肉蝮伝説」だ。

闇金ウシジマくんに出てくる史上最強のキチガイ、絶対に関わりたくない男、それが肉蝮だ。

そして遂にマッスルインフェルノの究極系を肉蝮が見せてくれた。

な、どう見ても完璧なマッスルインフェルノだろ?

まず相手に乗って階段から降りるわけだ、ロデオスキップされる可能性がほぼない。

斜め下に落ちていくから、重力がかかって技をかけられている側は逃げようがない。

そして相手の背中に階段によるダメージを与える事が出来る。

さらに最後は階段を降り切った所で壁もしくは鉄格子に頭を叩きつけて頭部へダメージを与えられる。

これがマッスルインフェルノの究極系だ。

黒ゼブラのマッスルインフェルノはマッスルインフェルノ(偽)でもいい。

まさか肉蝮がマッスルインフェルノを完成させるとは作者もビックリだろう。

この威力ならキン肉族3大奥義として立派に使える技だ。

とりあえず、ゼブラがマリキータマンに何とか勝てるように願っておこう。

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