ちょっとバイキング形式の食べ放題に感じたことがある。

結論から言うと、もっと味付けを何とかしろって事なんだけど。

最近昼間に何となく入ったバイキング形式の店があって、土日は満員なんだけど平日だから普通に並ばずに入れたわけ。

とりあえず朝飯も食ってなかったから腹いっぱい食ってやろうと思ったけど、ちょっと失敗だったね。

バイキングって言えば、だいたい90分コースとかで好きなものを食べれて大勢で食事するにはいいかもしんない。

ただね、こういった店で味を追求すると悲しい気持ちになってしまうというのを身を持って分かった。

俺が言った店は中華にイタリアンに日本食と国際交流が豊かな店だったんだけど、このコンセプトがめちゃくちゃなのが良くない。

とりあえずほとんどの料理を体験してやろうと皿に少しずつ盛って食べ始めたんだけど、何か違和感を感じる。

うむ、味付けがやたらと薄い。店内で作っている料理の殆どが薄味なのね。塩分控えめとかいうレベルではない。

ポテトとかピザや白身フライなんかはどう見ても冷凍食品だからまあ味もそれなり。でも店内で作る物の味が冷凍食品以下ってどうよ?

スパゲティは何か味がぼやけてるし、麻婆豆腐はコショウで無理やり辛くしてる感じで、カレーはボンカレーの味だった。まあカレーはよくある味だから良しとする。

特に俺がガッカリしたのは麺類が茹ですぎなんだよ。スパゲティ、うどん、ラーメンと3つあるんだが、全て麺が軟すぎて歯ごたえがない。

やっぱ麺類に歯ごたえが無いのは本当に寂しい、伸びきったチキンラーメンみたいな感じで食おうとか思わんレベルなのね。

それでも一通り食べて見ないと分からないので、それぞれの料理をしぶしぶ食べ続ける事にしたんだけどさ。

店内の厨房から次々と亡くなった料理が運ばれてくるのはいい、だが白身フライのタルタルソースは1時間たっても何故出てこない?

あれを付けるからこそ白身フライは美味いんだよ。他の料理を食べながらタルタルソースが出てくるのを期待したんだが、結局出てこなかったのが俺は悲しい。

料理も一通り食べてみて、複雑な表情をせざるを得ない気分になって、口直しにデザートにしたんだが、味がイマイチな料理の後のデザートも結構気持ちが盛り上がらない。

アイスクリームは業務用のやつだったから、味はまあ普通にありそうな感じ。チョコケーキみたいなのは味がまともだった。

そんで90分立つ前に俺はギブアップで店を後にした。そして心の中で「多分もうここにはこないだろう」と残念な気持ちになってしまった。

バイキング形式の店に味を期待しすぎるのもどうかと思うが、店もイタリアンとか中華とか専門でやってりゃいいのにと思う。

コンセプトがブレまくると美味い料理は作れんやろ。冷凍食品のが美味いという悲しい現実に向き合う勇気を持てました。

そして、この店で何が一番美味かったかと聞かれれば俺は迷わず答えるだろう、「ポテトフライ」だったと…。

好きな料理が美味くない時ってガッカリ感が半端ないよね。そこそこの味ならまだ割り切れていいんだけどさ。

バイキングは90分で1500円だったけど、これなら牛丼3杯食べた方が幸福感は得られそうな気がした。

昔ガキの使いで出てた日本一マズいラーメン屋の「彦龍」を思い出しましたとさ。めでたしめでたし。

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