たまにさ、怒ってはいけないとか、嫉妬してはいけないとか、憎んではいけないとかいう言葉を聞くじゃない。
そのたびに俺は思うわけ。都合の良い感情だけ受け入れて、負の感情を否定するってバカバカしいと。
人間だから喜怒哀楽があって当然だと俺は考えているんだけど、喜楽だけ受け入れて怒哀を否定する。
本当に聞いてるだけで「またかよ」って思ってしまう。そういった連中は人間じゃないと感じて、ご都合主義者だと俺は考えてるのよ。
都合の良いモノだけ受け入れて、都合の悪いモノは受け入れないと。そんなヤツと俺は仲良くなったことが無いよ。
プラスの感情もあればマイナスの感情もあるから、絶対に見て見ぬフリは出来ないから。
そんなマイナスの感情ってものすごいエネルギーを産み出すって事は善人顔の連中は全く知らないというか気付いてさえいない。
怒りとか憎しみって感情はもの凄いパワーを発揮して、一線を越えちゃうと殺人とかになっちゃうわけ。
でもそのエネルギーを上手く利用して自分がのし上がるための原動力にすればいいんだよ。
「今に見てろよ、あのクソ上司が」とか、「ゴマすりしか出来ねえクソ同僚が」とか、「親の七光りの能無しが」とか俺も会社員時代に思ってた。
その時の怒りのエネルギーってのはもの凄い熱量で、それを使って稼げていない頃はやりたくもない作業をやってたりしてましたよ。
実は喜びよりも怒りの方が産み出すエネルギーの量は圧倒的に多いんです。だから世の中から争い事はなくなりません。
負のエネルギーを上手く活用して、作業するモチベーションにしたらいいわけですよ。
一般的にマイナスの感情は何で否定されるかって、支配者にとって都合が悪いからだよ。
負のエネルギーが反乱を招いたり、自分にとって脅威となるからって事。
だから胡散臭い自己啓発とかマインドセットで負の感情は良くないモノだと決めつけて洗脳してんだよ。
負の感情は使い方さえ間違えなければ、自分にとってもの凄いエネルギーを産み出すって事です。
口には出さねど、誰もが人間だから持っている感情です。負の感情を受け入れると気持ちが楽になりますよ。
今まで自分にとって良くないモノだと必死に否定し続ける事がどれだけ息苦しかった事か気づくでしょう。
何かを成し遂げるためには膨大なエネルギーが必要で、プラスだろうがマイナスだろうが利用してやればいいだけの事なんですよ。
あんまり自己啓発にのめり込むと、テンプレートみたいな面白みのない人間になっちゃうような気がしますけどね(笑)。
そういうのを俺は自己啓発バカと呼んでますけど。