今朝、朝食をとりながらニュース番組を見ていると面白い話題が流れていた。
それは「霊感商法」で詐欺を行っていたグループが逮捕されたという話。
捜査員がマンションの外からよじ登ってガラスをたたき割って犯人の部屋に突入したやつね。まあ、どっちが犯罪者か分からん感じやったけど。
で、その霊感商法グループは2億5000万も稼いでいたそうな。
ここで頭の中にふと思いついたのが、コイツらの霊感商法ってとある手法を使っているというのが分かった。
それはコレだよ⇒カルト教団の手口
まさに数日前に書いた事と同じ事が起きている。そこで実例を元にどうやって売っているのかを分析してみよう。
ここであらかじめ言っとくけど、俺は霊感商法なんて詐欺でクソだと思ってるし、単純にビジネスという視点で見てるだけだからファビョらないように。
では俺なりの分析を始めていこう。
ターゲットを絞り込んでいる
霊感商法ってのは怪しげなアイテムを売りとばし、購入者から搾取し続けるって感じだね。
一度リストを取ったら、何度でも金が尽きるまで搾り取る、まあどっかのメルマガスパマーと一緒だ。解除しても別の配信スタンドから来るみたいな。
そこでまずは商品をどんな人に売りたいか?って事だからターゲットの選定は大事よね。
健康な人に松葉杖を売ろうと思っても買ってくれるわけない。必要ないから。この時点でターゲットの選定ミスになってる。
だからこそ、霊感商法やってる怪しげなカルトはターゲットをしっかりと絞る必要がある。
今回の商法で売っていたのはブレスレットとかネックレスだから、どういった人が付けるか?をまず絞り込む。
若い女性よりもこういったアイテムを付けるのは年配女性が多いから、じゃあ信心深そうな50代以降を狙ってみるかってなる。
やっぱそういった年配の女性達はインターネットに疎い人が多いと容易に想像できるし、お金も持っているから搾取対象にしやすい。
売りたいものがあるときは、まずはどんな人に向いているのか?とかどういった人に売るか?ってちゃんと決めとかないとね。
どの場所で商品をアピールしているか
ターゲットの選定が済んだら、どこでその商品を売るかってのを考えるのが次の段階だね。
売り込みたい人達がどこでこの商品を知る事が出来るか?って考えた時に、50代の女性はまずインターネットでは集客できないと考える。
そこで50代の女性がどういった日常を送っているか、どこで情報を得ているかを俺は考えてみると、テレビか女性週刊誌という2つかなと感じた。
ではテレビでアピールするにはCM制作に金がかかるし、ましてやインチキ商品で詐欺なんだから出来るわけがない。即バレして逮捕されるから。
次に女性週刊誌。様々な雑誌が発刊されており、特に年配女性は芸能界の話題とかスキャンダルには目がない。井戸端会議でも話題になるくらいだ。
実際に俺が通っているスポーツジムで仲の良い年配女性達もいるが、こういった話題をするのが非常に多い。
そこで女性週刊誌に広告費を払って出稿すれば多くの女性の目に留まるし、ここを導線にして商品を売れる可能性が非常に高くなるから。
女性週刊誌ってさ、よく見てみると怪しげな広告がいっぱいあるのよ。特に中盤から後半にかけて良く目につく。
広告費はカラーページと白黒ページだと掲載価格が違う。それに1ページ丸々か半分とかの枠によっても値段が違う。
霊感商法のアイテムは大抵カラーで1ページもしくは左右2ページでやってるから結構な金額を広告費で出してるって感じだね。
その分、多くの人を騙して稼いでいるってのは容易に想像できるけど。
潜在意識に呼びかけて購入意欲をそそる
ターゲット選定、どこで売る、この2つを決めたら次はどうやって購入させるかだね。
ただ単に「この壺買うと幸せになりますよ」とかだと何の説得力もない。そんな壺を買ったところで邪魔になるだけ。
そこでどうやってこの壺をターゲットが自ら欲しくなるように仕向けなきゃいけないよね。
じゃあどうする?答えは潜在意識を刺激するような売り文句を作ってしまえばいい。
こういった霊感商法がインチキと分かっていながら騙される人が後を絶たないかと言うと、潜在意識を利用しているから。
例えば、「この壺を購入すると家族が幸せになれます」、「この壺を購入した人はパチンコで大勝しました」、「この壺を買ってから宝くじで1等があたりました」とか何でも結びつけて言ってくる。
簡単に言うと、人の潜在的にある悩みを刺激してその気にさせちゃうって事ね。いいことがあるってのもあれば、逆で「不幸になります」とか「先祖の呪いが…」とか恐怖心をあおっていくのもある。
どちらかと言えば潜在意識に問いかけるなら、恐怖心とか不安をあおる方が効果は高い。人って幸せになりたいよりも不幸になりたくないって感じる人が多いから。
だから何の根拠もない数珠とか壺とか水晶とかを高額で購入しちゃう人が多いんだよ。
でも買ってしまった人は誰かを不幸にしたくて買ったわけではなく、自分や誰かを幸せにしてあげたいという優しさから買っているわけ。
そういった想いを利用してインチキ商品を売りつける悪質業者ってのは本当に人間のクズというか人間扱いする必要ないよね。
どんなビジネスでも応用できるテクニック
霊感商法やってる奴らはある意味アフィリエイターよりも凄い能力がありそうに感じてしまう。
結局のところ、誰に何をどうやって売る?って事が明確になってんだよね。だからインチキだろうと物を売る事が出来る。
やっぱ潜在意識を利用して物を売るのが一番成約率が高そうだ。カルト教団とかもそういったのを分かってやってんだよ。
潜在的な悩みが分かれば解決策を用意してあげる。そこにきっちりライティングで説得して購入に結び付ける。
この手法はどんなビジネスにでも応用できるし、もしかしたら俺だってカルト教団を作って教祖様にもなる事だって可能だろうね。
ゴミみたいな価値しかない物を数十万とか付けて、手をかざすだけで病気がなおりますみたいなアホな事やっても、信者は自分から欲しがってくるからね。
なんだったら自分だけの為に美女を集めてヤリたい放題の喜び組だって作る事もできる可能性があるからね。
そんな潜在意識を利用して売りたいものを売る事が出来るのがこのテクニック⇒マジョリエイト
俺も実際にこのセミナーの現場にいたのね。しかも、あまりにも内容が衝撃的でリアルなビジネスにも使えると身震いするほどだったね。
知っていると知らないでは売上に大きな差が出てくると思うよ。
テクニックの引き出しは今必要なくても持っておく必要はあるんだよね。組み合わせる事で色んなアイデアが出てくるから。
それにしても世の中、カルト教団とか霊感商法とか、宗教絡みの商売って本当に多いよね。
まあ、俺は宗教とか興味ないけどビジネス視点で傍から見てると面白いからさ。
やっぱさ、搾取するシステムを考え付く人って天才だと俺は思う。しかもちゃんと形にしてて半自動集金システムになってるし。
そろそろ書くのも疲れて飽きてきたからこの辺で締めとこ。